太田市議会 2020-06-29
令和 2年 6月定例会−06月29日-05号
令和 2年 6月定例会−06月29日-05号令和 2年 6月定例会
令和2年6月
太田市議会定例会会議録(第5日)
令和2年6月29日(月曜日)
〇出席議員 30名
1番 神 谷 大 輔 2番 石井 ひろみつ
3番 前 田 純 也 4番 松 川 翼
5番 長 ただすけ 6番 松 浦 武 志
7番 八 長 孝 之 8番 水 野 正 己
9番 高 橋 え み 10番 高 木 きよし
11番 板 橋 明 12番 今 井 俊 哉
13番 高 田 靖 14番 木 村 浩 明
15番 中 村 和 正 16番 渡 辺 謙一郎
17番 大 川 敬 道 18番 尾 内 謙 一
19番 星 野 一 広 20番 高 藤 幸 偉
21番 矢 部 伸 幸 22番 久保田 俊
23番 大 川 陽 一 24番 岩 崎 喜久雄
25番 斎 藤 光 男 26番 正 田 恭 子
27番 山 田 隆 史 28番 町 田 正 行
29番 木 村 康 夫 30番 白 石 さと子
〇説明のため出席した者
市長 清 水 聖 義 副市長 木 村 正 一
教育長 恩 田 由 之
企画部長 栗 原 直 樹
総務部長 高 島 賢 二
市民生活部長 石 坂 之 敏
文化スポーツ部長 長谷川 幸 浩
福祉こども部長 荒 木 清
健康医療部長 岡 島 善 郎
産業環境部長 久保田 均
農政部長 高 田 進
都市政策部長 越 塚 信 夫
行政事業部長 城 代 秀 一 消防長 石 澤 光 之
教育部長 春 山 裕 企画部副部長 高 橋 亮
総務部副部長 岩 崎 公 則
企画部参事(
企画政策課長)
前 原 郁
総務部参事(
総務課長)
総務部参事(財政課長)
松 本 和 明 瀬 古 茂 雄
〇
事務局職員出席者
事務局長 吉 田 稔 副局長(
議会総務課長)
野 村 洋
議事係長 中 村 絹 子
議会総務課長補佐(
総務係長)
川 田 聡 美
係長代理 深 須 光太郎
議 事 日 程(第5号)
令和2年6月29日午前9時30分開議
太田市議会議長 久保田 俊
第 1 議案第82号 太田市
事務分掌条例の一部改正について────────────────┐
議案第83号 太田市
市税条例の一部改正について │
議案第84号 太田市
都市計画税条例の一部改正について (総
企委審査報告) │
議案第97号 太田市職員の
特殊勤務手当に関する条例の一 │
部改正について───────────────────────────┘
第 2 議案第85号 太田市
公民館条例の一部改正について─────────────────┐
議案第86号 太田市
いじめ問題専門委員会条例の一部改正 (市文委審査報告)│
について │
議案第95号 財産の無償譲渡について───────────────────────┘
第 3 議案第87号
太田市立幼稚園設置条例の一部改正について──────────────┐
議案第88号 太田市
放課後児童クラブ条例の一部改正につ │
いて │
議案第89号 太田市
放課後児童健全育成事業の設備及び運 │
営に関する基準を定める条例の一部改正につ (健福委審査報告)│
いて │
議案第90号 太田市
国民健康保険条例の一部改正について │
議案第91号 太田市
国民健康保険税条例の一部改正につい │
て │
議案第92号 太田市
介護保険条例の一部改正について────────────────┘
第 4 議案第93号 太田市公園条例の一部改正について────────(
都産業委審査報告)
第 5 議案第80号 令和2年度太田市
一般会計補正予算(第3号)について
議案第81号 令和2年度太田市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について
第 6 議案第99号 令和2年度太田市
一般会計補正予算(第4号)について
第 7 閉会中継続審査の件
第 8
特別委員会継続調査の件
第 9 特定事件の閉会中継続調査の付託
本日の会議に付した事件
議事日程に同じ
◎ 開 議
午前9時30分開議
○議長(
久保田俊) これより本日の会議を開きます。
◎ 諸 般 報 告
○議長(
久保田俊) 議事に入る前に、
事務局長より諸般の報告をさせます。
◎
事務局長(吉田稔) ご報告申し上げます。
最初に、
地方自治法第180条第1項の規定による専決処分でございますが、今
定例会開会後、議長宛てに報告がございましたのは、損害賠償の額の決定及び和解について、1件の報告が、訴えの提起について、1件の報告が、訴訟上の和解について、1件の報告がございました。
以上のことにつきましては、写しを配付してございますので、ご了承いただきたいと思います。
次に、請願でございますが、今
定例会招集告示日以降に受理いたしました請願は、1件であります。
お手元に配付の
請願文書表のとおり所管の
常任委員会に付託をいたします。
以上でございます。
◎ 発 言 の 訂 正
○議長(
久保田俊) 日程に入る前に、去る6月12日の
高田靖議員の
一般質問に対する答弁の中で、お手元に配付しました発言訂正申出書のとおり、「場合、」を「多くは」に、訂正したい旨の申し出が
高島総務部長よりありましたので、これを許可いたします。
続いて、6月15日の
板橋明議員の
一般質問の中で、お手元に配付しました発言訂正申出書のとおり、「
シングルマザー」を「ひとり親の大学生など」に、「行った」を「行いたい」に、「行いました」を「考えています」に、「本市の
奨学金制度」を「民間の奨学金」に、「それから、支給型というのが」を「支給額全体で」に訂正したい旨の申し出が清水市長よりありましたので、これを許可いたします。
続いて、6月15日の
高橋えみ議員の
一般質問の答弁の中で、お手元に配付しました発言訂正申出書のとおり、「46.1%」を「84.1%」に、訂正したい旨の申し出が
荒木福祉こども部長よりありましたので、これを許可いたします。
本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付申し上げたとおりであります。
その順序により会議を進めたいと思いますので、ご了承願います。
日程に入ります。
◎ 委 員 長 報 告
委 員 会 審 査 報 告 書
本委員会に付託の事件を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第109条の規定により報告します。
令和2年6月22日
太田市議会議長
久 保 田 俊 様
総務企画委員長 高 藤 幸 偉
記
┌───────┬────────────────────────────┬──────┐
│ 事件の
番号 │ 件 名 │ 議決の結果 │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第82
号 │太田市事務分掌条例の一部改正について
│ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第83
号 │太田市市税条例の一部改正について
│ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第84
号 │太田市都市計画税条例の一部改正について
│ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第97
号 │太田市職員の
特殊勤務手当に関する条例の一部改正について
│ 原案可決 │
└───────┴────────────────────────────┴──────┘
○議長(
久保田俊) 日程第1、議案第82号から第84号まで、及び議案第97号の4議案を一括議題といたします。
4議案は
総務企画委員会に付託いたしたものであります。
審査報告書の朗読を省略し、直ちに高藤幸偉委員長から報告を求めます。
◎
総務企画委員長(高藤幸偉) ご指名によりまして、
総務企画委員長報告を申し上げます。
去る6月18日に本委員会に付託されました議案第82号から第84号まで及び議案第97号の4議案について、審査の経過と結果をご報告申し上げます。
本委員会は、6月22日に
委員全員及び執行者の出席のもとに委員会を開催し、審査を行いました。提案理由及び議案の内容につきましては、6月16日の本会議において説明を受けたとおりでありますが、今回の審査に当たり、再度、執行者より詳細な説明を受け、慎重に審査を行ったものであります。
初めに、議案第82号 太田市
事務分掌条例の一部改正について、ご報告を申し上げます。
本案は、令和2年度の組織改正に伴い、
市民生活に直結した防犯に関する事項を総務部から
市民生活部に移管するため、所要の改正を行うものであります。
委員からは、今後の防災及び防犯分野における連携についての質疑があり、このことについては、事務分掌上は分かれているが、市として行う業務には変わりないため、いかなる場面においても連携を密にし、また、災害下での犯罪の
発生リスクも考えられるため、そのような状況下での業務の連携については特に注視していきたいとのことでありました。
また、これまで防災と防犯に関する事項を併せて所管していた理由についての質疑があり、このことについては、過去には別々の部局において所管していたが、両分野とも
市民生活に密着しており、かつ密接な関係にあるものとして捉え、同一の課における所管とした経緯がある。しかし、昨年度発生した災害等を教訓に防災に特化した部署の必要性が高まったこと、また、区長会と連携し、さらなる防犯の取組強化を図るため、本条例の改正に至ったとのことでありました。
挙手により採決を行った結果、
賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第83号 太田市
市税条例の一部改正について、ご報告を申し上げます。
本案は、
地方税法等の一部を改正する法律が本年3月31日に公布されたこと及び
新型コロナウイルス感染症緊急経済対策における税制上の措置として
地方税法等の一部を改正する法律が令和2年4月30日に公布されたことに伴い、所要の改正を行うものであります。
委員からは、現行の制度下における登記簿上の所有者が死亡した場合の手続についての質疑があり、このことについては、所有者が死亡した場合には
相続人代表指定届の提出を依頼し、提出があった場合は指定された方に対して
納税通知書を送付しているが、中には
相続人代表指定届が未提出の場合や調査を行っても相続人が見つからないケースがあり、その際には課税を保留し、相続人が見つかり次第、課税する方法を取っているとのことでありました。
また、本市における
所有者不明土地への課税状況についての質疑があり、このことについては、現在、
納税通知書を送付したにもかかわらず通知書が戻ってきてしまう場合等には、
相続人等の調査を実施しているが、
相続人等の特定までには至らず、送付先が不明となっている事案が一定数存在するとのことでありました。なお、本
条例改正により、登記の有無によるだけでなく、使用の実態があれば課税できるようになり、公平性が増すものと考えているとのことでありました。
挙手により採決を行った結果、賛成多数(後刻発言の訂正あり)により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第84号 太田市
都市計画税条例の一部改正について、ご報告を申し上げます。
本案は、
新型コロナウイルス感染症等に係る
中小事業者等の
事業用家屋及び償却資産に対する
都市計画税の課税標準の特例の新設に伴う規定の整備等、所要の改正を行うものであります。
委員からは、特に質疑もなく、挙手により採決を行った結果、賛成多数(後刻発言の訂正あり)により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
訂正いたしたいと思います。議案第83号について、賛成多数と申しましたけれども、
賛成全員ということで訂正をさせていただきたいと思います。また、議案第84号に対しても同じく
賛成全員ということで訂正をさせていただきたいと思います。失礼しました。
次に、議案第97号 太田市職員の
特殊勤務手当に関する条例の一部改正について、ご報告を申し上げます。
本案は、
新型コロナウイルス感染症が急速に拡大し、病院や
宿泊施設等での患者収容の増加が見られることを鑑み、
当該感染症により生じた事態に対処するための
防疫作業手当の特例の一部が改正され、
支給対象となる作業内容の要件について、国民の生命及び健康を保護するために緊急に行われた措置に係る作業に従事したときは、
防疫作業手当の
支給対象とすることとされたことから、本市においても
当該改正内容に準じ所要の改正を行うものであります。
委員からは、
防疫作業手当の
支給対象と当該手当を支給することを判断するタイミングについての質疑があり、このことについては、生命及び健康を保護するための措置を受けた者が、後に医師の判断で
PCR検査を受けることになった場合、当該措置に従事した者は支給の対象となり、その中でも勤務時間の大半に当たる4時間以上にわたり
PCR検査を受けることになった者の身体に接して行う作業に従事した者等については、日額4,000円の
防疫作業手当の
支給対象になるとのことでありました。
また、
防疫作業手当の
支給対象となる消防職員の範囲についての質疑があり、このことについては、現在、
本市消防本部では事案により救急隊と消防隊が一緒に出動するPA連携を行っており、その場合においても本条例に規定する作業に従事した全ての者が支給の対象になるとのことでありました。
さらに、本市における
新型コロナウイルス感染症に係る搬送数などについての質疑がなされました。
挙手により採決を行った結果、
賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上、本委員会に付託されました4議案につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、
委員長報告といたします。
◎ 質 疑(終局)
○議長(
久保田俊) これより質疑に入ります。
ただいまの
委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
久保田俊) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
◎ 討 論
○議長(
久保田俊) 議事の都合により、議案第82号から第84号まで、及び議案第97号の4議案についての討論は一括とし、採決は議案ごとといたします。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
最初に、8番水野正己議員。
◆8番(水野正己)
日本共産党の水野正己です。議案第83号に対する反対討論を行います。
議案第83号は、ただいま委員長から報告もありましたが、
地方税法の改定や
新型コロナウイルス経済対策における税制上の措置を行うための
地方税法改定を受けて太田市の
市税条例を改定しようとするものであります。大きく3つの点から成っていると受けとめておりますが、1つは未婚の独り親に対する税制上の措置と、寡婦控除の見直しとして、全ての
独り親家庭に対して婚姻歴の有無や、あるいは性別にかかわらず、税制上の
改正措置を行おうとするものであります。さらに、所得税においては、一定の低未利用地の譲渡をした場合の
特別控除や、
優良住宅地の造成のために土地を譲渡した場合の市民税の課税の特例ということと併せて、
法人市民税については、ほんの一定程度ではありますが、いわゆる大企業減税というべきものを改めるための上位法の改定を受けて本市の
市税条例についても所要の改正をしようとするものです。さらに、
固定資産税についても、
再生可能エネルギー特別措置法に規定する
課税標準特例を規定するとともに、
新型コロナウイルス対策としての税制上の軽減などを行い、収納についても、
法人市民税の延滞金の割合を0.5%に引下げるということを規定しようとするものであって、これらには何ら反対をするものではありませんが、ただ、唯一反対しなければならないその理由として、
たばこ税の増税をしようという点であります。
現在、
紙巻きたばこよりも税額が低額となっている
葉巻たばこについても
紙巻きたばこと同様の本数への
課税方式に改めることを段階的に実施する、すなわち税額の低い
葉巻たばこも、段階的と言いながら、
紙巻きたばこと同様に増税しようとする、その点について庶民増税であることを改めて強調しないわけにはまいりません。なお、財源確保のための増税であるということであれば、先ほども触れたように、大企業、
大金持ち減税を廃止すべきであって、さらに、禁煙を励行しようとするための増税であるとするなら、これは国が法律で認めて販売するものを愛用する、そうした人たちに対する事実上のペナルティーとなるべきものであって、禁煙を励行するためであれば、庶民増税とは別の方法、対策を取っていくべきことも改めて強調して、議案第83号に対する反対討論を終わります。
○議長(
久保田俊) 次に、6番
松浦武志議員。
◆6番(
松浦武志)
創政クラブの
松浦武志でございます。
議案第83号 太田市
市税条例の一部改正について、本案を可決すべきものとした
委員長報告に賛成の立場から討論させていただきます。
本案は、
地方税法等の一部を改正する法律が本年3月31日に公布されたこと、及び
新型コロナウイルス感染症緊急経済対策における税制上の措置として、
地方税法等の一部を改正する法律が令和2年4月30日に公布されたことに伴い、所要の改正を行おうとするものであります。
個人市民税については、全ての
独り親家庭に対して公平な税制を実現する観点から、婚姻歴の有無による不公平と、男性の独り親と女性の独り親の間の不公平を同時に解消するための税制上の措置と、この税制上の措置を踏まえた
人的非課税措置の見直しであり、必要な改正であると考えます。また、
長期譲渡所得に係る
個人市民税の特例は、低未
利用地の利活用の促進及び将来的な増加の抑制を図るため、所得税において一定の低未利用地に係る
特別控除が創設されることに伴うもので、必要な税制上の措置であると考えます。
次に、
新型コロナウイルス感染症緊急経済対策における税制措置として、同感染症及びその蔓延防止の措置により、
イベント等を中止等した主催者に対する
払戻し請求権を放棄した者への
寄附金税額控除の特例と、同
感染症等の影響による住宅建設の遅延等が生じた場合における
住宅借入金等特別税額控除の適用要件の弾力化に係る特例については、同感染症の社会経済に与える影響を鑑み、厳しい状況に置かれている人に対して緊急に必要な改正であると考えます。
法人市民税については、
法人税法において連結納税が廃止され、
通算法人ごとに申告等を行うこととする見直しに伴い、所要の措置を講ずるものであり、必要な改正であると考えます。
市たばこ税に関する改正は、軽量な
葉巻たばこについて、
紙巻きたばこに類似しているものの、紙巻ききたばことの間に税率格差が存在し、課税の公平性が課題となっていることから、
たばこ市場、産業への影響や中長期的な税収への影響も踏まえ、
紙巻きたばこと同様の
課税方式への見直しを段階的に実施するものであり、妥当なものと考えます。
固定資産税については、近年、全国的に増加している
所有者不明土地等に係る税制上の課題に対応するため、現に所有している
相続人等の申告及び使用者を所有者とみなすことができる規定の新設により、
所有者情報を円滑に把握し、課税の公平性を確保するものであります。また、
地域決定型地方税制特例措置、いわゆるわがまち特例の特例割合を定めるものであり、そのうち、
新型コロナウイルス感染症緊急経済対策における税制上の措置として、感染症の影響を受けながらも、新規に設備投資を行う
中小事業者を支援するものであり、必要な改正であると考えます。
収納関係では、
法人市民税の納期限の延長の適用を受けた場合の延滞金の割合について、市中金利の実勢を踏まえ、引下げる改正などであり、必要なものと考えます。
以上の理由から、本案を可決すべきものとした
総務企画委員会の決定は妥当であることを申し上げまして、議案第83号についての
委員長報告に対する賛成討論とさせていただきます。
◎ 討 論 終 局
○議長(
久保田俊) 以上で通告による討論は終わりました。
他に討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
久保田俊) 他に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
◎ 表 決
○議長(
久保田俊) これより採決いたします。
最初に、議案第82号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決です。
本案を
委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(
久保田俊) 起立全員、よって本案は
委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第83号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決です。
本案を
委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 多 数)
○議長(
久保田俊) 起立多数、よって本案は
委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第84号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決です。
本案を
委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(
久保田俊) 起立全員、よって本案は
委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第97号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決です。
本案を
委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(
久保田俊) 起立全員、よって本案は
委員長報告のとおり決定いたしました。
◎ 委 員 長 報 告
委 員 会 審 査 報 告 書
本委員会に付託の事件を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第109条の規定により報告します。
令和2年6月22日
太田市議会議長
久 保 田 俊 様
市民文教委員長 渡 辺 謙一郎
記
┌───────┬────────────────────────────┬──────┐
│ 事件の
番号 │ 件 名 │ 議決の結果 │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第85
号 │太田市公民館条例の一部改正について
│ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第86
号 │太田市いじめ問題専門委員会条例の一部改正について
│ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第95号 │財産の無償譲渡について
│ 原案可決 │
└───────┴────────────────────────────┴──────┘
○議長(
久保田俊) 次に、日程第2、議案第85号及び議案第86号並びに議案第95号の3議案を一括議題といたします。
3議案は市民文教委員会に付託いたしたものであります。
審査報告書の朗読を省略し、直ちに渡辺謙一郎委員長から報告を求めます。
◎市民文教委員長(渡辺謙一郎) ご指名によりまして、市民文教
委員長報告を申し上げます。
去る6月18日に本委員会に付託されました議案第85号及び議案第86号並びに議案第95号の3議案について、審査の経過と結果をご報告申し上げます。
本委員会は、6月22日に開催し、
委員全員及び執行者の出席のもと審査を行いました。提案理由及び議案の内容につきましては、6月16日の本会議において説明を受けたとおりでありますが、今回の審査に当たり、再度、執行者より詳細な説明を受け、慎重に審査を行ったものであります。
初めに、議案第85号 太田市
公民館条例の一部改正について、ご報告を申し上げます。
本案は、太田市藪塚本町中央公民館の多目的室及び第2多目的室の使用料に関する規定を新たに設けるため、所要の改正を行うものであります。
委員からは、当該公民館における多目的室及び第2多目的室のこれまでの使途についての質疑があり、このことについては、以前は、各部屋を図書室や展示スペースとして使用していたが、現状では会議等での使用に供することができるようになっているとのことでありました。
また、他の公民館においても、当該公民館と同様に貸出しを行うことのできる部屋が残っているかとの質疑があり、このことについては、他の公民館においては、現在、貸出しを行うことのできる部屋は残っておらず、市民の利用に供することのできる部屋は全て条例整備がなされているとのことでありました。
さらに、本市における公民館の設置数についての質疑がなされました。
挙手により採決を行った結果、
賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第86号 太田市
いじめ問題専門委員会条例の一部改正について、ご報告を申し上げます。
本案は、いじめ防止対策推進法第30条第2項の規定により太田市いじめ問題専門委員会が行った重大事態に係る事実関係の調査結果について再調査を行う際に設置する太田市いじめ再調査委員会に関する規定の整備等、所要の改正を行うとともに、太田市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例につきましても、改正の必要が生じることから、本改正条例の附則により所要の改正を行うものであります。
委員からは、いじめ問題専門委員会及びいじめ再調査委員会の委員の委嘱についての質疑があり、このことについては、いじめ問題専門委員会は、弁護士1名、医師1名及び学識経験者3名の合計5名の委員を任期ごとに委嘱するが、いじめ再調査委員会は、委員の構成は同じであるものの、必要な場合に市長の求めに応じて設置される委員会であり、いじめ問題専門委員とは別の委員が新たに委嘱されるとのことでありました。
挙手により採決を行った結果、
賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第95号 財産の無償譲渡について、ご報告を申し上げます。
本案は、令和2年3月31日をもって廃止した旧太田市東毛林間学校の艇庫棟を、今後予定している解体の経費を削減するため、赤城大沼漁業協同組合代表理事青木泰孝氏に無償で譲渡するものであります。
委員からは、当該施設が設置されている土地についての質疑があり、このことについては、土地面積は330.13平方メートルであり、群馬県から無償で借用しているものであるとのことでありました。
また、無償譲渡することにより経費削減となる解体費用の額についての質疑があり、このことについては、解体工事の設計をしたところ、直接工事費で251万円になるとのことでありました。
挙手により採決を行った結果、
賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上、本委員会に付託されました3議案につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、
委員長報告といたします。
◎ 質 疑(終局)
○議長(
久保田俊) これより質疑に入ります。
ただいまの
委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
久保田俊) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
◎ 討 論(終局)
○議長(
久保田俊) 議事の都合により、議案第85号及び議案第86号並びに議案第95号の3議案についての討論は一括とし、採決は議案ごとといたします。
これより討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
久保田俊) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
◎ 表 決
○議長(
久保田俊) これより採決いたします。
最初に、議案第85号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決です。
本案を
委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(
久保田俊) 起立全員、よって本案は
委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第86号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決です。
本案を
委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(
久保田俊) 起立全員、よって本案は
委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第95号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決です。
本案を
委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(
久保田俊) 起立全員、よって本案は
委員長報告のとおり決定いたしました。
◎ 委 員 長 報 告
委 員 会 審 査 報 告 書
本委員会に付託の事件を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第109条の規定により報告します。
令和2年6月23日
太田市議会議長
久 保 田 俊 様
健康福祉委員長 高 橋 え み
記
┌───────┬────────────────────────────┬──────┐
│ 事件の
番号 │ 件 名 │ 議決の結果 │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第87号 │
太田市立幼稚園設置条例の一部改正について
│ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第88
号 │太田市放課後児童クラブ条例の一部改正について
│ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第89
号 │太田市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を
│ 原案可決 │
│ │定める条例の一部改正について │ │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第90
号 │太田市国民健康保険条例の一部改正について
│ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第91
号 │太田市国民健康保険税条例の一部改正について
│ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第92
号 │太田市介護保険条例の一部改正について
│ 原案可決 │
└───────┴────────────────────────────┴──────┘
○議長(
久保田俊) 次に、日程第3、議案第87号から第92号までの6議案を一括議題といたします。
6議案は健康福祉委員会に付託いたしたものであります。
審査報告書の朗読を省略し、直ちに高橋えみ委員長から報告を求めます。
◎健康福祉委員長(高橋えみ) ご指名によりまして、健康福祉
委員長報告を申し上げます。
去る6月18日に本委員会に付託されました議案第87号から第92号までの6議案について、審査の経過と結果をご報告申し上げます。
本委員会は、6月23日に
委員全員及び執行者の出席のもとに委員会を開催し、審査を行いました。提案理由及び議案の内容につきましては、6月16日の本会議において説明を受けたとおりでありますが、今回の審査に当たり、再度、執行者より詳細な説明を受け、慎重に審査を行ったものであります。
初めに、議案第87号
太田市立幼稚園設置条例の一部改正について、ご報告を申し上げます。
本案は、現在市立幼稚園として運営している3幼稚園のうち、太田市立生品幼稚園及び太田市立綿打幼稚園について、令和3年4月から公私連携幼保連携型認定こども園として新たに開設するため、別表から当該2園の規定を削るものであります。
なお、附則におきまして、当該2園の園児送迎バスの使用料について定める太田市立幼稚園園児送迎バス使用料徴収条例の廃止を併せて行うものであります。
委員からは、民営化後の当該2園の土地や建物等の管理責任の所在についての質疑がなされ、このことについては、当該2園の土地や建物等は8年間の無償貸与を予定しており、最終的な管理責任は所有者である市が負うことになるが、修繕等の費用負担については協定により取決めを行うとのことでありました。
また、本市で行った当該2園の直近の大規模改修工事についての質疑があり、このことについては、太田市立綿打幼稚園は本年度事業として大規模改修工事を実施しているところであり、契約金額は9,900万円となっている。また、太田市立生品幼稚園は平成30年度に大規模改修工事を実施し、その工事費は4,667万7,600円であったとのことでありました。
さらに、送迎バスを利用していた園児への対応、民営化に伴う職員の継続雇用の見通しや処遇についての質疑がなされました。
挙手により採決を行った結果、賛成多数により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第88号 太田市
放課後児童クラブ条例の一部改正について、ご報告を申し上げます。
本案は、太田市太田東小放課後児童クラブ及び太田市韮川西小放課後児童クラブを廃止し、太田市北の杜学園放課後児童クラブ、太田市北の杜学園第2放課後児童クラブ及び太田市藪塚本町南第2放課後児童クラブを新設することに伴い、所要の改正を行うものであります。
委員からは、
新型コロナウイルス感染症の影響により分散登校が必要とされた場合、または校舎建設工事が太田市立北の杜学園の開校に間に合わなかった場合は、本年度末をもって廃止とされる太田市立太田東小学校、太田市立韮川西小学校、太田市立北中学校の校舎を使用せざるを得ないと想定され、その際は、放課後児童クラブについても、本案で廃止が提案されている2クラブの建物を使用する場合もあるのではないかと危惧する質疑があり、このことについては、そのような事態が発生しないよう、工事等を進めており、仮に廃止決定後の放課後児童クラブの建物を使用することとなった場合は、
条例改正等の手続について適正に対応するとのことでありました。
また、同一敷地内に隣接して設置される太田市北の杜学園放課後児童クラブ及び太田市北の杜学園第2放課後児童クラブにおける
新型コロナウイルス感染症対策についての質疑がなされました。
挙手により採決を行った結果、賛成多数により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第89号 太田市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、ご報告を申し上げます。
本案は、厚生労働省令である「
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準」が改正され、放課後児童支援員認定資格要件である研修を本年度から中核市の長も実施できることとされたことに伴い、条例においても同様の規定の整備を行うものであります。
委員からは、本市の放課後児童クラブにおける放課後児童支援員の当該研修の受講状況についての質疑があり、このことについては、本市における放課後児童支援員172名全員が当該研修を受講済みであるとのことでありました。
また、群馬県外の中核市が実施する当該研修の受講の可否についての質疑がなされました。
挙手により採決を行った結果、
賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第90号 太田市
国民健康保険条例の一部改正について、ご報告を申し上げます。
本案は、
新型コロナウイルス感染症に係る国民健康保険の被保険者等に対し傷病手当金を支給するため、必要な規定を設けるものであります。
委員からは、社会保険における
新型コロナウイルス感染症に係る傷病手当金制度との相違点についての質疑があり、このことについては、一例として傷病手当金の額の算出に用いる被用者の給与収入の合計額の対象となる期間が異なる点が挙げられるとのことでありました。
また、本来、社会保険に加入すべき人から当該傷病手当金の申請があった場合の対応についての質疑があり、このことについては、国民健康保険における当該傷病手当金の支給と並行しながら国民健康保険適用適正化事業を継続していくとのことでありました。
さらに、市町村等で条例を制定して給付できるものとされる国民健康保険加入者への傷病手当金について、
新型コロナウイルス感染症以外へも対応することの必要性についての質疑がなされました。
挙手により採決を行った結果、
賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第91号 太田市
国民健康保険税条例の一部改正について、ご報告を申し上げます。
本案は、国民健康保険税の減免において、刑事施設等に収容されている被保険者に係る遡及減免及び
新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減少した被保険者等に係る減免を行えるようにするため、所要の改正を行うものであります。
委員からは、
新型コロナウイルス感染症の影響による国民健康保険税の減免額の判定をする際の世帯の主たる生計維持者の収入減少の割合の算定については、本年の一定期間の収入から1年間の収入見込額を算出し、前年の収入と比較して判定するものと思われるが、収入の減少割合の算定に用いる期間をどのように設定するかとの質疑があり、このことについては、収入の減少割合の算定に用いる期間の設定は各自治体に委ねられていることから、今後、要領等により公平性を考慮した適切な期間を定めていきたいとのことでありました。
また、
新型コロナウイルス感染症の影響により国民健康保険税が全額免除となる要件についての質疑があり、このことについては、国の基準により行うとのことでありました。
さらに、
新型コロナウイルス感染症の影響による収入減少に対する遡及減免の考え方についての質疑がなされました。
挙手により採決を行った結果、
賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第92号 太田市
介護保険条例の一部改正について、ご報告を申し上げます。
本案は、令和元年10月の消費税の引上げに合わせた介護保険法施行令及び介護保険の国庫負担金の算定等に関する政令の一部改正に伴い、国の基準に準拠して、介護保険料区分の第1段階から第3段階までの市民税世帯非課税である低所得者層の保険料を軽減するものであります。
委員からは、第1号被保険者の総数及び介護保険料区分のうち、第1段階から第3段階の対象人数についての質疑があり、このことについては、第1号被保険者である65歳以上の被保険者数は、令和2年3月末現在で約5万7,000人となり、そのうち第1段階の対象者は約7,400人、第2段階の対象者は約4,200人、第3段階の対象者は約3,500人とのことでありました。
また、本
条例改正に伴う保険料の軽減総額及びその減収分を補うための公費負担についての質疑があり、このことについては、低所得者に対する介護保険料軽減強化に伴う公費負担の割合は、国が2分の1、県が4分の1、市が4分の1とされており、本市の負担分は約2,000万円と想定しているとのことでありました。
さらに、本年度末の介護保険基金残高見込みについての質疑があり、このことについては、本年度は約2億9,000万円の取り崩しを予定しており、本年度末の基金残高は約4億9,000万円と見込んでいるとのことでありました。
挙手により採決を行った結果、
賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上、本委員会に付託されました6議案につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、
委員長報告といたします。
◎ 質 疑(終局)
○議長(
久保田俊) これより質疑に入ります。
ただいまの
委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
久保田俊) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
◎ 討 論
○議長(
久保田俊) 議事の都合により、議案第87号から第92号までの6議案についての討論は一括とし、採決は議案ごとといたします。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
最初に、8番水野正己議員。
◆8番(水野正己)
日本共産党の水野正己です。議案第87号及び第88号に対する反対討論を行います。
まず、議案第87号は、現在、3園残されている市立の生品幼稚園、綿打幼稚園、藪塚本町南幼稚園のうち、生品、綿打幼稚園の2園を来年4月に公私連携幼保連携型認定こども園として民営化するためのものです。
民営化の目的は、経費削減によって浮いた財源を子育て施策、子育て支援全般の充実に活用するためなどとされます。しかし、民営化で2園を認定こども園化することも併せて考えれば、子育て施策、子育て支援の充実というのであれば、その担い手である幼稚園教諭や保育士の処遇の改善が求められることは言うまでもありません。さらには、民営化によって先生がまとまって入れ替わることは、子どもの教育、保育に好ましくないということも忘れてはなりません。
ところが、民営化後の教職員の処遇改善は、市が民営化の受け皿となる法人にお願いしているにすぎず、処遇改善の補償は何らありません。教育、保育の担い手である教職員の雇用継続という点でも、現在2園に配置されている教職員のうち正規の教職員は民営化後の2園に残ることはあり得ません。非正規の教職員には、民営化後の勤務継続の意向を確認中とされますが、賃金や雇用形態、労働時間など、処遇がどう変わるかが具体的に示されないままでは、勤務を継続するかどうかその判断ができないのは当然と言えます。2園の教職員の約半数とされる正規職員が入れ替わり、さらに非正規の教職員までが入れ替わるとなれば、子どもたちの受ける影響は少なくありません。この間の新田第一保育園、藪塚本町幼稚園の民営化で市長は、民間のほうが公立、市立よりサービスがよい、よくなる、過去の鶴生田保育園、浜町保育園でも民営化でサービスがよくなったと答弁されてきました。しかし、そうしたこの間の市長答弁は、市が市立幼稚園、保育園のサービスを充実させずにきた、市立の教育、保育サービスの質は低いままでよいという方針を市が続けてきたことを意味するもので、それでは市の責任放棄と言えます。さらには、市立幼稚園、保育園の現場で懸命に子どもの教育、保育のために頑張っている先生たちの努力、頑張りを否定することにもなります。
さらに問題なのは、藪塚本町南幼稚園は、障がい児の教育、保育のために市立のまま存続するとされていることです。障がい児の教育、保育に対する市の責任は、市立の藪塚本町南幼稚園1園だけを残せば果たせるわけでないことは自明の理であり、市の責任を考えれば、市立幼稚園はこれ以上民営化できないことになります。民営化の目的は、結局、経費削減、人件費削減しか残りません。その人件費削減が理由となれば、幼稚園教諭も含めた保育士の処遇改善に逆行することになります。保育士の賃金が全産業平均より10万円も低いという現実を打開し、処遇を改善するためには、まず、公立、市立保育園、幼稚園の教職員の処遇を改善することが重要となります。その上で、教育、保育サービスの質の充実、向上のために、市が民間に先駆けて取り組むことが求められます。今回の2園の民営化は、幼稚園教諭や保育士の処遇改善、教育、保育サービスの質の向上に逆行するものであり、処遇改善、賃上げに対する市の責任を民間に任せるということにもなります。
続いて、議案第88号ですが、これは来年4月の小中一貫義務教育学校、北の杜学園の開校とセットで、今の太田東小学校学童クラブ、韮川西小学校学童クラブを廃止し、代わって北の杜学園に第1、第2学童クラブを設置し、さらに藪塚本町南小学校学童クラブにおける利用学童の増加を受けて、第2学童クラブを設置しようとするものです。利用学童の増加を受けて、藪塚本町南小学校に第2学童クラブを設置することには何ら反対する理由はありません。しかし、小中一貫義務教育学校の設置に伴う太田東小学校、韮川西小学校学童クラブの廃止と北の杜学園学童クラブの設置は、そもそも全国の小中一貫義務教育学校の現場で指摘される課題、問題、教職員の多忙化とそれによる子どもたちへのマイナスの影響を解消する手だてが確立されないもとで、来年4月に太田市にもこうした小中一貫義務教育学校を設置する問題を指摘しないわけにはいきません。
さらに、韮川西小学校学童クラブでは、来年4月からは今より学童クラブが遠くなり、保護者が渋滞する国道407号を通り、今より遠くなる学童クラブまでお迎えに通わなければならなくなってしまう問題も残されています。加えて、現在の学童クラブの設置基準を考えると、
新型コロナウイルス対策として、3密対策など十分な対策が取れるとは思えないことも指摘せざるを得ません。この問題は他の学童クラブも同様ですが、今は太田東小学校、韮川西小学校それぞれ別の離れた場所での学童クラブとなっているものを、来年4月からは、第1、第2学童クラブといっても同じ敷地内に設置することを考えれば、今の太田東小学校、韮川西小学校学童クラブのように離れた別の場所での学童クラブのほうが
新型コロナウイルス対策、3密対策、子ども間の距離を1メートル、できれば2メートル離すという点で、より安全であることは言うまでもありません。
より安全な
新型コロナウイルス対策を考えれば、今からでも小中一貫校は撤回すべきですが、せめて来年4月以降は、北の杜学園の開校後も、今の3校の施設、校舎をそのまま使っての学校生活とすることが求められます。ましてや、今後の建設工事で作業員の感染や、あるいは部材、資材の調達に遅れを来す可能性も否定できません。第2波、第3波がどのような規模になるかという懸念も残されております。こう考えれば、来年4月の北の杜学園開校後も学校生活は今の3校を使うべきであり、したがって、学童クラブも今の太田東小学校、韮川西小学校のクラブを存続させることが求められることを改めて強調しないわけにはいきません。
以上、議案第87号及び第88号における主要な問題を申し上げて、反対討論を終わります。
○議長(
久保田俊) 次に、4番松川翼議員。
◆4番(松川翼)
創政クラブの松川翼でございます。
議案第87号
太田市立幼稚園設置条例の一部改正について、議案第88号 太田市
放課後児童クラブ条例の一部改正について、おのおのの議案を可決すべきものとした
委員長報告に賛成の立場から討論させていただきます。
初めに、議案第87号について申し上げます。本案は、現在、市立幼稚園として運営している3幼稚園のうち、太田市立生品幼稚園及び太田市立綿打幼稚園について、令和3年4月1日から、社会福祉法人により公私連携幼保連携型認定こども園として新たに運営を行うため、
太田市立幼稚園設置条例の一部を改正しようとするものであります。
市立幼稚園として運営している2園を民間のノウハウを活用して、公私連携幼保連携型認定こども園に移行することは、保護者の需要に応えるという意味で大変有効であり、サービスの向上につながると考えます。また、民間運営に伴い、国や県から運営費の補助がされることで本市の負担は軽減され、その分はほかの子育て支援施策に活用することができるメリットもあると考えます。公立の保育園や幼稚園が民間運営に移行した事例といたしましては、平成29年度のあおぞら保育園とスマイル幼稚園がございますが、両園とも移行後も安定した運営が継続されており、保護者との関係も良好であることが確認されております。また、今回の移行に当たっては、昨年度から2園の在園児並びに入園予定園児の保護者及び地域住民に対して丁寧に説明を行い、それぞれから了解を得ており、新運営者による運営の不安を解消しているとのことであります。
なお、公私連携による協定内容については、保護者、法人、市の3者協議により、保護者の要望や意見を反映した保育内容や園行事等の充実に努めるよう協議を進めていると聞いており、移行後も公私連携のもと、本市としても責任を持って新園の運営を支援、指導していくとのことであり、太田市立生品幼稚園及び太田市立綿打幼稚園の公私連携幼保連携型認定こども園への意向は、子育て支援環境の向上に寄与するものと考えます。
次に、議案第88号について申し上げます。本案は、令和3年4月に開校が予定され、昨年より新校舎の建設工事が進められている太田市立北の杜学園において、同所に太田市北の杜学園放課後児童クラブ及び同第2放課後児童クラブを新たに開設し、太田市太田東小放課後児童クラブ及び太田市韮川西小放課後児童クラブを閉所するものであります。また、太田市藪塚本町南放課後児童クラブでは、利用者が増加し、分割の必要性が生じたため、同第2放課後児童クラブを新たに開設するため、同条例の一部を改正しようとするものであります。
放課後児童クラブは、子どもの安全安心な放課後の居場所の確保と多様な体験活動を行うことができるよう市内の各小学校に施設の整備が行われ、多くの児童が利用している状況でございます。
太田市立北の杜学園においても、利用者の要望を受け、昨年度に開催された保護者住民説明会で示された計画に基づき、放課後児童クラブ室の整備を進めるものであり、学校の敷地内に建設され、国が定める児童が生活するスペースの1人当たりの面積基準を満たしており、安全性においても問題ないことが確認されております。また、現在の太田市藪塚本町南放課後児童クラブは、利用者が82名の大規模クラブであり、施設が手狭なこと、今後も利用者の増加が見込まれることなど、分割の必要性が生じていることから、同所に藪塚本町南放課後児童クラブ及び同第2放課後児童クラブを移転設置することは、子どもの安全安心な放課後の居場所の確保から必要であると考えます。
以上の理由から、おのおのの議案を可決すべきものとした健康福祉委員会の決定は妥当であることを申し上げて、議案第87号及び議案第88号についての
委員長報告に対する賛成討論とさせていただきます。
◎ 討 論 終 局
○議長(
久保田俊) 以上で通告による討論は終わりました。
他に討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
久保田俊) 他に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
◎ 表 決
○議長(
久保田俊) これより採決いたします。
最初に、議案第87号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決です。
本案を
委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 多 数)
○議長(
久保田俊) 起立多数、よって本案は
委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第88号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決です。
本案を
委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 多 数)
○議長(
久保田俊) 起立多数、よって本案は
委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第89号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決です。
本案を
委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(
久保田俊) 起立全員、よって本案は
委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第90号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決です。
本案を
委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(
久保田俊) 起立全員、よって本案は
委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第91号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決です。
本案を
委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(
久保田俊) 起立全員、よって本案は
委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第92号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決です。
本案を
委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(
久保田俊) 起立全員、よって本案は
委員長報告のとおり決定いたしました。
◎ 委 員 長 報 告
委 員 会 審 査 報 告 書
本委員会に付託の事件を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第109条の規定により報告します。
令和2年6月23日
太田市議会議長
久 保 田 俊 様
都市産業委員長 高 田 靖
記
┌───────┬────────────────────────────┬──────┐
│ 事件の
番号 │ 件 名 │ 議決の結果 │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第93
号 │太田市公園条例の一部改正について
│ 原案可決 │
└───────┴────────────────────────────┴──────┘
○議長(
久保田俊) 次に、日程第4、議案第93号を議題といたします。
本議案は都市産業委員会に付託いたしたものであります。
審査報告書の朗読を省略し、直ちに高田靖委員長から報告を求めます。
◎都市産業委員長(高田靖) ご指名によりまして、都市産業
委員長報告を申し上げます。
去る6月18日に本委員会に付託されました議案第93号 太田市公園条例の一部改正について、審査の経過と結果をご報告申し上げます。
本委員会は、6月23日に開催し、
委員全員、及び執行者の出席のもと審査を行いました。提案理由及び議案の内容につきましては、6月16日の本会議において説明を受けたとおりでありますが、今回の審査に当たり、再度、執行者より詳細な説明を受け、慎重に審査を行ったものであります。
本案は、老朽化している太田市運動公園の施設改修に伴い、建築面積の特例及び運動施設のバリアフリー化や地域の実状に対応した施設とするための運動施設に関する特例を設けるものであります。
委員からは、太田市運動公園の敷地に占める公園施設の建築面積及び運動施設の割合の現状と改正を行う趣旨についての質疑があり、このことについては、現在の太田市運動公園における建蔽率は9.02%、運動施設率は49.37%となっている。今後において、市民体育館の建て替え、サッカー・ラグビー場の整備等による建築面積の増加を見込むとともに、サブグラウンドの既存施設を解体後、跡地に新市民体育館を建設する等、運動施設の面積を考慮する必要があるため、改正するものであるとのことでありました。
また、本改正の根拠となる都市公園法施行令における参酌基準の限度についての質疑があり、このことについては、公園敷地に占める体育施設の建築面積の割合は100分の20となり、運動施設の割合は従前、100分の50とされていたが、東京2020オリンピック開催を見据えて、制限が緩和されている。地域の実状に応じた管理となるよう勘案した結果、太田市運動公園に限り、それぞれの割合を改正するものであるとのことでありました。
さらに、公園の所在地及び敷地面積に係る公告のこと、太田市運動公園における施設整備等に対する関係各課との協議の有無などについての質疑、確認がなされました。
挙手により採決を行った結果、
賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上、本委員会に付託されました議案第93号につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、
委員長報告といたします。
◎ 質 疑(終局)
○議長(
久保田俊) これより質疑に入ります。
ただいまの
委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
久保田俊) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
◎ 討 論(終局)
○議長(
久保田俊) これより討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
久保田俊) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
◎ 表 決
○議長(
久保田俊) これより採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、
原案可決です。
本案を
委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(
久保田俊) 起立全員、よって本案は
委員長報告のとおり決定いたしました。
◎ 休 憩
午前10時35分休憩
○議長(
久保田俊) この際、暫時休憩いたします。
◎ 再 開
午前10時55分再開
○議長(
久保田俊) 休憩前に引き続き会議を開きます。
◎ 持ち越し議案に対する質疑
議案第80号 令和2年度太田市
一般会計補正予算(第3号)について
議案第81号 令和2年度太田市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について
○議長(
久保田俊) 次に、日程第5、議案第80号及び、議案第81号の2議案を一括議題といたします。
これより質疑に入ります。
質疑の通告がありますので、発言を許します。
8番水野正己議員。
◆8番(水野正己) それでは、議案第80号について、全て市長に伺います。
議案第80号は、
一般会計補正予算(第3号)ですが、18日にも伺っておりますが、今日は18日の3回目の市長答弁を受けての再質問ということに事実上なるのですけれども、改めて申し上げると、議案第80号はほとんどが
新型コロナウイルス対策であって、12億6,000万円増額するものです。社会福祉総務費で住居確保給付金とか、保健衛生総務費で太田記念病院への支援金としての300万円とか、小規模事業者事業継続給付金、要するに5月補正が可決されて、6月1日から受付が始まっている業者への家賃、借地料補助に加えて、自己所有の店舗、事務所、事業所を持っている業者への10万円とか、さらに言えば金融対策などが計上されているわけです。もう一つ、私が目玉と思っているのが
独り親家庭の大学生への10万円給付ということなのです。
それで、18日にも、それに先立って15日の
一般質問でも幾らか市長にご提案申し上げたのは、例えば業者への10万円給付なのですけれども、言ってみると建設業者が給付対象になっていない、建設業者が対象になっていないというよりは、より正確に言うなら、建設というサービスだけを提供して、物を売らない業者が対象となっていない、それから、経営者あるいは代表者が市外在住者であれば対象外とか、市税の完納が要件になっている、こういう点を申し上げて、新型コロナウイルスで苦しんでいるのはどの業者も同じであるわけだから、やはり広く業者全般を支援、給付対象にすべきではないかということを18日にも申し上げました。
それから、
独り親家庭の大学生への10万円給付という点では、自宅外から通学する大学生が対象とされていて、自宅通学生は対象とはしていないと。だから、イコール自宅外から通学している大学生であっても2人親家庭の大学生であれば対象としていないとか、高校生や中学生、小学生、未就学児まで含めた支援、給付とはなっていないことも申し上げた上で、やはり子育て世帯全般同じように、程度の違いはそれぞれあるでしょうけれども、新型コロナウイルスで収入が減少したり、支出が増えたりすることで経済的には大変な状況になっているということも申し上げました。子育て世帯全体を対象とした何らかの給付、支援が必要なのではないでしょうかということも申し上げたところ、市長は、そういう給付を行う場合には、どのようなものでも一定の枠を設けることは必要なのだというふうに答えられたわけです。
では、今日改めて伺うのは、市長が言われる給付支援の制度に設けた枠は、どのようなことを根拠にしてその枠を設けているのか。今設けられている枠は、どのような基準で、どのような物差しで、どのような合理性をもって設定されているのかを改めて伺います。
それから、4款1項1目、要するに6月補正の感染症指定医療機関支援金の300万円です。これは先ほど申し上げたように、新型コロナウイルス対応というか、指定感染症病床を持って力を尽くしている太田記念病院への支援なのだということなのですけれども、それはそれで私は何の異論もないのですが、ただ、
新型コロナウイルス対策ということ、それから、新型コロナウイルスに対応する医療機関の支援という点では、やはりPCRセンターの設置が求められていて、市長も医師会にも要請していて、それで過日の新聞報道でも、まだ確定という報道ではなかったのですけれども、どうやらようやく太田市内にも医師会の尽力によってPCRセンターが設置される目途がついてきたと私は思っているのです。ただ、県知事も、PCRセンターを県内に設置するということで、設置した場合、国費、県費で一定の支出、財政支援もあるのですけれども、PCRセンターが設置されることがまず大事なのですが、設置されるに当たって、まだ本決まりとなっていない原因、理由の一つには、検査に従事する医療スタッフをどれだけどのように確保するか、一人一人の医療スタッフがどれだけPCRセンターに従事するかというところで、やはり医療機関や医療スタッフの間に不安、戸惑いは間違いなくあると思うのです。それでもやっていただかなければならないということを考えるなら、太田記念病院に300万円を出すのに加えて、ここはやはり太田市としてもPCRセンターに従事するスタッフに財政支援、そして医療機関にも同様に幾ばくか財政的な支援を行うことが必要なのではないかという点で、改めてまた市長に伺います。
それから、いろいろな給付や貸付けやもろもろの申請手続をするに当たって、例えば特別定額給付金10万円であれば、太田市には現状ではその申請をサポートする窓口はないとされているわけです。しかし、先日の議案質疑でも申し上げたように、私だけではなくてこの議場にいる少なくない議員が手続がよく分からないという人の手伝いをしているわけですね。手伝ってもらった人はいいけれども、どこでどうやってその援助、支援を求めていいか分からないという人も、10万円の特別定額給付金でいってもまだ100%振込、給付が終わっているわけではありませんからね。もっと言うと、国の持続給付金は、これは国がやるべきことではあるのだけれども、ネット申請ということもあってなかなか自力ではやり切れないという業者がいるわけです。それで、太田ナウリゾートホテルで手続、申請サポートが受けられるといったって、どこまでどのようにやってもらえるのかも分からない、だから、半分諦めていたという業者だっているのだけれども、たまたまそういう業者と巡り合えば、経理士なり税理士なりいろいろな人たちに一定のお金を払ってでも、もらえるものはもらったほうがいいのですよといって申請したら、200万円が既に振り込まれた法人とか、100万円が既に振り込まれた個人業者もいるのですが、やはり聞けば聞くほど、周れば周るほど、だめだと思うとかどうも複雑だと、1度ネットでチェレンジしてみたのだけれどもよく分からない、こういう業者が残っているわけです。そうすると、やはりここは申請手続をサポートする総合相談窓口を太田市でもつくっていくことが必要になると思うのです。
あわせて、
新型コロナウイルス対策でどのような給付が受けられるか、どのような貸付けがあるのか、税金がどういうふうになっていくのか、やはり知られていないのです。住居確保給付金だってなかなか知られていないのです。知らないのは、それは知らない人の責任というわけにはいかないですからね。そうすると、やはり特に給付、貸付け、税の減免などの支援メニューを分かりやすくまとめたビラを作って、これを区長会にお願いして全戸配布ということをしていかないと、せっかくある制度を使えないまま、容易ではないという個人、市民や業者を残してしまうことにつながりかねないわけなのです。総合相談窓口、申請サポート窓口、そして、制度を分かりやすくまとめたビラの作成と全戸配布について、ぜひもう一度、市長に伺いたいと思います。
それから、財源なのですけれども、この間の質問でも市長は、財源確保が難しいから給付や支援はここにとどめているわけではない、こういう内容で答弁されているのです。しかし、財源を確保すればもっと支援メニューが増やせるというのは間違いなく言えるわけなので、そうすると、やはり私だけではない複数の議員が求めている再開発補助、あるいは新しい体育館建設、こういうのをやめてしまったほうがいいのではないかと私はかねてから申し上げていますけれども、少なくとも今年1年見合わせるということがどうしても必要になると私は思うのです。
以上の点について、もう一度改めて市長に伺って、1回目の質問を終わります。
○議長(
久保田俊) 清水市長。
◎市長(清水聖義) 大体は答弁済みでありまして、あえてここで言う必要はないと思いますけれども、枠ですけれども、私はあえて枠を決めているわけではなくて、国が枠を決めているわけですね。今回の新型コロナウイルス感染に対してどういう対応策をしたらいいかというのは、国が全体で何兆円だか、額があまりに多過ぎて分からないのですけれども、何兆円で対応策を決めているわけです。我々はその傘の中に実はいるわけです。でも、スピード感とか、枠から外れているのがあるかもしれないというので、特に零細、あるいはまた特に大変だろうなと思われるところにポイントを絞ってうちの給付金が出ているということなのです。ですから、どんどん広げて、さっき言った体育館もやめて、こっちもやめて、みんなそこのところにつぎ込めというこのつぎ込み方は、国が全体を覆ってくれているのです。ですから、我々はある意味でピンポイントになってしまう、これは仕方がないことだと思うのです。
持続化給付金がまだどうのこうのと言っていますけれども、私も気になるので、小さなところへちょっと聞いてみたのです。でも、それなりに自分で100万円をもらっているのです。だから、努力すればもらっているのです。テレビで年中やっていましたし、持続給付金の話もずっとやっていますし、テレビでやっている情報を得てやっているのです。青色申告をやっていれば当然できる人ばかりですから、そんなに心配ないということだと私は思うのです。
それから、ピンポイントのあれがいわゆる土木事業ですか、あるいは建築関連にいっていないのではないかと。これはお金でいかなくても、住宅リフォーム、あるいは電気屋さんの場合には、今年度は街路灯の付け替え事業などというのは非常に大きな事業が出ますね。それと、建設関連で全部で70億円以上あるのですか、土木を入れると多分太田市から100億円ぐらいお金が出ますね。だから、そういったところにいくところと生活に直結している関連、床屋さんとかそういうところとは別問題であるということで我々は考えたということです。
それから、検査です。これは医師会がそのつもりになってくれまして、今場所も決めて、もちろん経費負担については私のほうで持ちますよという話を全部していますので、水野さんがそんなに心配する必要はないのですよ。つまらない心配はしないほうがいいです。大丈夫です。
それから、ビラです。共産党のビラが非常によかったらしいですから、もうちょっとまかれたらいかがですか。いいと思いますね。うちは広報でやりましたので、また広報で追加すべきことがあったら広報で追加していきたいと思っております。これをまた区長さんに何でも一々お願いして、ビラをまけ、何をまけ、かにをまけというのは、区長さんもそんなに好ましいとは思っていないのです。そうなのですよ。つまり広報紙を新聞折り込みに切り替えたのもまさに原因はそこにあったわけです。ずっと区長さんに広報紙をお願いしてきたわけですけれども、これは大変で、区長というのは、やるのが嫌だ、やり手がいないという事態になってきたので、さて、次善の策は何だろうかというので新聞折り込みになったわけです。ですから、これから何かあるからではまたやってよというと区長さんが参ってしまう、ぜひそういったこともご理解いただければと思います。
○議長(
久保田俊) 水野正己議員。
◆8番(水野正己) 枠の問題ですけれども、枠は国が決めたもので、市は国が決めた枠から漏れた人を幾らかでも助けようということでやっているから、どうしても市がピンポイントになるのは仕方がないと、総論で言うと確かにそういうことになるのです。ただ、市長、各論でお話をすると、例えば県内で見ても、全国的に見ても、まち単独、自治体単独の
新型コロナウイルス対策支援というのは、一長一短あるのですけれども、例えば館林市は、業者支援という点では、当初は太田市と同様の業者を対象としていたのだけれども、やはりそうもいかないということで、幾らかでも売上げが減っているなら、とにかく個人業者は全てどのような業種でも対象とすると。税金の滞納がある業者でも、やはりもともと税金を滞納せざるを得ないくらい大変なところに新型コロナウイルスでもっと大変になるのだから、ひとまず10万円を給付しようとか、あるいは経営者代表が市外に住んでいても市内で商売していれば市内の地域経済の活性化に貢献もしてくれるわけだから、市内業者との取引も生まれているのだから経営者が市外業者でも出そうと。同様に、建設業者であっても、やはり館林市だって、まちの規模からいって太田市に比べて、土木、建築関連の公共事業は決して少ないわけではないですからね。体育館を造るとか、再開発ビルに補助を出すというのは最近は館林市はないようですけれども、決して館林市が太田市と比べて極端に土木建築、公共事業が少ないということは言えないわけです。
もっと言うと、子育て世帯全般への給付を充実していくことが必要だという点でいうと、10万円の特別定額給付金は、ご承知だと思いますけれども、4月27日に住民基本台帳に掲載されている人が対象ですから、4月28日以降に生まれた子どもは対象とならないわけです。そうすると、例えば沼田市とか榛東村とか甘楽町は、28日以降、7月末までに生まれた子どもにも10万円を出すということだってやっているわけです。この新型コロナウイルスのもとでも子どもが生まれて何かと大変と、そういう子育てを応援するということをやっているわけですね。沼田市の話をすれば、子育て世帯に子ども1人、特別定額給付金に5,000円加算する、高校生だったら1万5,000円加算する、大学生以上なら3万円加算とか、このときに独り親とか自宅外通学生というふうにしないのは、やはりそれなりに意味があることだと思うのです。
渋川市の話をすると、市長はこの間の私の質問で、子育て世帯、容易ではなかったら準要保護もあるからと言われたけれども、渋川市は要保護や準要保護の家庭の子どもの昼食代として1日当たり500円出しているわけです。藤岡市だったら、新型コロナウイルスで減収した生活困窮世帯には個人ですけれども10万円を出す、こういうことをやっているところだって、それは一長一短あるわけだから、よそでやっていることを太田市でやっていないから全てやれとは申し上げませんよ。そこまで私もがめつくないです。ただ、やはり漏れを生んでしまう。太田市が国の支援、給付から漏れる人に幾らかでも救いの手をということで、太田市がやったらやはりもらえる人、業者と、もらえない人や業者を生んでしまうということになってしまうと、例えば渡良瀬産業団地も、どうも売り切れた、売り切れたと言っているうちに、もしかしたら工業団地の取得を取りやめる業者がこれから出てくるかもしれないし、そうやってやっていくと、やはり太田市で商売しようという業者が減ってしまうことだってあり得るわけですよ。例えば家賃補助とかをやっていますけれども、市長、太田市で店舗や土地を借りて商売している人の中には市外から来て商売している人だっているわけですものね。そうすると、よそだったら新型コロナウイルスで面倒を見てくれたから、では、一定のところで、何かあったときに面倒を見てくれるところで、太田市で家賃を払うのはやめてよそに行ってしまおうかと、こういう業者だって出てくるかもしれないわけです。そうすると、太田市で貸店舗を持っているオーナーとか、太田市で土地を貸している地主さんの売上げが減ってしまう、こういう経済的なマイナスだって生まれますからね。
今までは太田市は子育て支援がいいと思って来ていたけれども、やはりよそのほうがいいなと思ったら、ここから先は太田市で土地を買って住もうという人が減るかもしれない。だけれども、市街化編入201ヘクタールなど言っていて、宅地を増やすのだと言っているのに、太田市に土地を買って家を建てようという人がもしかして減ってしまったらつじつまが合わなくなることだってあるわけです。そういう点で、やはり幅広く給付、支援を対象としていくということが私は必要になると思いますよ。市長、もう一度、伺います。
○議長(
久保田俊) 清水市長。
◎市長(清水聖義) 沼田市がどうのこうの、渋川市がどうのこうのと、もちろんそれはそれで、今の新型コロナウイルスの段階で、新型コロナウイルスということでそれがいいことだと思ってやっているのだと思うのです。うちはうちでいいことだと思ってやっているわけです。だから、それぞれがそれぞれです。ただ、子どもをそんなに育てやすい環境であるかどうかというのは、やはりその地域のいろいろなテーマというのがありますね。例えば太田市の場合にはサラリーマンといいますか、働いている人たちが非常に多い。うちで非常に特徴的なのは、幾らかお金を上げるどうのこうのよりも、例えばこどもプラッツというのは、
新型コロナウイルス対策以外でもやっているわけです。今聞いたら、年間1億5,000万円子どもたちにお金が出ている。これは学童のみならず、お父さん、お母さんが働く場合に全ての子どもたちが安心して学校から家に帰れるようにということの配慮なのです。こういうのは新型コロナウイルスと関係ないですよ。これがあるのに新型コロナウイルスの一時だけで沼田市に住みたいとか、お母さん方はそんなことは考えないと私は思います。1万円ですから多い少ないはまたあるかも分かりませんが、きょう多分食事券が行きましたね。やはりあれもみんなで会話をするのに、たまにはもうそろそろ出かけてもいいのではないか、時期的には非常にいいのではないかとか、これはそれぞれ違うのですよ。だから、ぜひご理解いただいて、太田市は太田市で最善の努力をする。新型コロナウイルスに関しては国が全体を網羅してもらう、うちは、その中の本当に一部かもしれないけれども、国のスピードになかなか間に合わないのはスピードを出して対応していくというやり方を今回したわけです。
また言うようですけれども、土木関連は、うちは工事として出して、仕事をやって稼いでもらう、本来の姿ですね。やはり本来の姿でやってもらうと。ただ一時金、お金をもらうということが大事ではなくて、ずっと仕事が経常的にあるということがとても大事なことですから、それを通してぜひ一生懸命仕事をやってお金を稼いで欲しい、そういう場所を我々は一生懸命つくりたいと思っているのです。
それから、税金ですけれども、税金を払わない人にもお金を払ったほうがいいというわけですけれども、税金を払わない人に、汗水垂らして集めたお金を、税を払わない人にお金をどうぞというのは、共産党というのはそういう政党なのですか。私とは全然合わないです。みんな苦労しているのですよ。お金集めるのに収納課はすごく努力していますよ。それでもなかなか集まることができない。そこを前提にして考えれば、税を納めない人を、平気で、構いません、太田市はあなたにもお金を出しますよということをやり始めたら、彼らはどう言うのですかね。私はとてもかわいそうだと思います。
それから、市外の人にお金を与えるということ。
◎ 質 疑 終 局
○議長(
久保田俊) 以上で通告による質疑は終わりました。
他にご質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
久保田俊) 他にご質疑もないようですから、以上で、2議案に対する質疑を打ち切ります。
◎ 委員会付託の省略
○議長(
久保田俊) お諮りいたします。
2議案につきましては、会議規則第37条第3項の規定により委員会への付託を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
久保田俊) ご異議なしと認めます。
よって、2議案につきましては、委員会への付託を省略することに決定いたしました。
◎ 討 論(終局)
○議長(
久保田俊) 議事の都合により、議案第80号及び議案第81号の2議案についての討論は一括とし、採決は議案ごとといたします。
これより討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
久保田俊) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
◎ 表 決
○議長(
久保田俊) これより採決いたします。
最初に、議案第80号を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(
久保田俊) 起立全員、よって本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第81号を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(
久保田俊) 起立全員、よって本案は原案のとおり可決されました。
◎ 議 案 上 程
議案第99号 令和2年度太田市
一般会計補正予算(第4号)について
○議長(
久保田俊) 次に、日程第6、議案第99号を議題といたします。
◎ 提案理由の説明
○議長(
久保田俊) 朗読を省略し、直ちに執行者から提案理由の説明を求めます。
高島総務部長。
◎
総務部長(高島賢二) 総務部が所管いたします議案第99号 令和2年度太田市
一般会計補正予算(第4号)について、提案理由のご説明を申し上げます。
なお、今回の補正予算は、市内企業の決算見込みに伴う市税還付金の補正や国の補正予算に計上された事業への対応を目的として編成をいたしました。
それでは、議案書の1ページをご覧ください。
本ページにおきましては、令和2年度太田市
一般会計補正予算の歳入歳出予算の補正について定めたものでありまして、歳入歳出予算それぞれに23億2,525万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を1,129億7,633万4,000円とするものであります。
第2条地方債の補正につきましては、別表に記載してありますので、4ページをご覧ください。
第2表地方債補正でございますが、今回の補正予算に伴う事業を新たに追加するものでございます。
続きまして、5ページからは、歳入歳出補正予算の事項別明細書となりますが、その総括として歳入を款別に、6ページから7ページには歳出を款別に記載しておりますので、款全体はこちらでご確認をお願いいたします。
初めに、歳入でありますが、8ページをご覧ください。15款2項2目民生費国庫補助金につきましては、国の2次補正予算に伴う母子家庭等対策総合支援事業として、ひとり親世帯臨時特別給付金に係る補助金2億2,013万1,000円を新規計上するものでございます。次に、9目教育費国庫補助金につきましては、国のGIGAスクール構想の加速に伴う公立学校への情報機器及び情報通信ネットワーク環境施設の整備費補助金として、合わせて8億1,191万1,000円を新規計上するものでございます。
次に、19款2項1目財政調整基金繰入金10億4,461万円の増額につきましては、財源調整を行ったものでございます。
次に、22款1項9目教育債につきましては、情報通信ネットワーク環境施設整備事業に伴う市債として、合わせて2億4,860万円を増額計上するものでございます。
続きまして、歳出でありますが、10ページをご覧ください。初めに、2款3項3目徴収費につきましては、先ほども申し上げましたが、市内企業の決算見込みなどを考慮し、市税還付金4億円を増額計上いたしました。
次に、3款2項1目児童福祉総務費につきましては、ひとり親世帯臨時特別給付金及びその事務費として、歳入の国庫補助金と同額の2億2,013万1,000円を新規計上するものでございます。
次に、10款教育費ですが、国のGIGAスクール構想の加速に伴うライセンス費用、ネットワーク整備費用、タブレット端末購入費用として、2項小学校費に10億7,069万6,000円を、12ページには、3項中学校費に5億6,076万5,000円を、4項高等学校費に7,366万円をそれぞれ新規計上いたしました。
なお、14ページ以降には、
給与費明細書、地方債に関する調書を添付いたしましたので、後ほどご覧いただきたいと存じます。
以上、総務部が所管いたします1議案について提案理由のご説明を申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。
◎ 質 疑(終局)
○議長(
久保田俊) これより質疑に入ります。
ただいまの説明に対し、ご質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
久保田俊) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
◎ 委員会付託の省略
○議長(
久保田俊) お諮りいたします。
本案につきましては、会議規則第37条第3項の規定により委員会への付託を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
久保田俊) ご異議なしと認めます。
よって、本案につきましては、委員会への付託を省略することに決定いたしました。
◎ 討 論(終局)
○議長(
久保田俊) これより討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
久保田俊) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
◎ 表 決
○議長(
久保田俊) これより採決いたします。
本案を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。
(起 立 全 員)
○議長(
久保田俊) 起立全員、よって本案は原案のとおり可決されました。
◎ 閉会中継続審査の件
閉 会 中 継 続 審 査 申 出 書
本委員会は、調査中の事件について下記により閉会中もなお継続審査を要するものと決定したから、会議規則第110条の規定により申し出ます。
令和2年6月29日
太田市議会議長
久保田 俊 様
総務企画委員長 高 藤 幸 偉
記
1 事 件 請願第4号 消費税減税を求める政府への意見書提出に関することについて
2 理 由 なお審査を要するため
○議長(
久保田俊) 次に、日程第7、閉会中継続審査の件を議題といたします。
総務企画委員長から、目下、委員会において審査中の事件につき、会議規則第110条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり閉会中の継続審査の申し出があります。
お諮りいたします。
委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
久保田俊) ご異議なしと認めます。
よって、委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。
◎
特別委員会継続調査の件
閉 会 中 継 続 調 査 申 出 書
本委員会は、調査中の事件について下記により閉会中もなお継続調査を要するものと決定したから、会議規則第110条の規定により申し出ます。
令和2年6月26日
太田市議会議長
久保田 俊 様
公共交通対策調査特別委員長 中 村 和 正
記
1 事 件 交通利便性向上のための公共交通のあり方について、集中的に調査研究を行うことについて
2 理 由 なお調査を要するため
閉 会 中 継 続 調 査 申 出 書
本委員会は、調査中の事件について下記により閉会中もなお継続調査を要するものと決定したから、会議規則第110条の規定により申し出ます。
令和2年6月26日
太田市議会議長
久保田 俊 様
議会改革推進特別委員長 矢 部 伸 幸
記
1 事 件 市政に市民の意見を反映させ、更なる議会の活性化を図り、市民に分かりやすい開かれた議会を実現するための手法について、調査研究を行うことについて
2 理 由 なお調査を要するため
○議長(
久保田俊) 次に、日程第8、
特別委員会継続調査の件を議題といたします。
公共交通対策調査特別委員長及び議会改革推進特別委員長から、目下、委員会において調査中の事件につき、会議規則第110条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり閉会中の継続調査の申し出があります。
お諮りいたします。
両委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
久保田俊) ご異議なしと認めます。
よって、両委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに決定いたしました。
◎ 特定事件の閉会中継続調査の付託
閉 会 中 継 続 調 査 申 出 一 覧 表
┌─────────┬───────────────────────────────────┐
│ 委 員 会 名 │ 件 名 │
├─────────┼───────────────────────────────────┤
│ 議会運営委員会 │ 1 議会の運営に関する事項について │
│ │ 2 議会の会議規則、委員会に関する条例等に関する事項について │
│ │ 3 議長の諮問に関する事項について │
├─────────┼───────────────────────────────────┤
│
総務企画委員会 │ 1 市行政の総合企画のことについて │
│ │ 2 行政改革の推進のことについて │
│ │ 3 行財政運営及び市有財産の管理のことについて │
│ │ 4 防災対策のことについて │
│ │ 5 市税の賦課等のことについて │
│ │ 6 市税の徴収及び公金滞納整理のことについて │
│ │ 7 消防・救急体制のことについて │
├─────────┼───────────────────────────────────┤
│ 市民文教委員会 │ 1 住民サービスの向上及び
市民生活の支援・相談のことについて │
│ │ 2 公共交通体系のことについて │
│ │ 3 地域コミュニティ及び行政センターのことについて │
│ │ 4 文化振興、生涯学習及び社会教育のことについて │
│ │ 5 スポーツ振興のことについて │
│ │ 6 学校における教育環境の整備等のことについて │
│ │ 7 青少年の健全育成のことについて │
│ │ 8 文化財の保全及び活用のことについて │
├─────────┼───────────────────────────────────┤
│ 健康福祉委員会 │ 1 社会福祉のことについて │
│ │ 2 保険事業、医療年金及び保健衛生のことについて │
├─────────┼───────────────────────────────────┤
│ 都市産業委員会 │ 1 商業・観光施策及び工業・労政施策のことについて │
│ │ 2 環境衛生及び清掃事業のことについて │
│ │ 3 農業施策のことについて │
│ │ 4 都市計画の策定及び区画整理等の基盤整備のことについて │
│ │ 5 道路、住宅の整備及び維持管理のことについて │
│ │ 6 下水道事業等のことについて │
│ │ 7 公園、緑地の整備及び維持管理のことについて │
│ │ 8 公有地の拡大及び取得のことについて │
└─────────┴───────────────────────────────────┘
○議長(
久保田俊) 次に、日程第9、特定事件の閉会中継続調査の付託を議題といたします。
議会運営委員長及び各常任委員長から、目下、委員会において調査中の事件につき、会議規則第110条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり閉会中の継続調査の申し出があります。
お諮りいたします。
各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
久保田俊) ご異議なしと認めます。
よって、各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに決定いたしました。
◎ 議 長 挨 拶
○議長(
久保田俊) 令和2年6月定例会の閉会に当たり、一言ご挨拶申し上げます。
初めに、
新型コロナウイルス感染症でお亡くなりになられた方々に哀悼の意を表し、闘病されている皆様にお見舞い申し上げ、一日も早い回復を心よりご祈念申し上げます。
本定例会は6月12日に開会し、18日間にわたり本会議及び委員会を通じて、重要議案等について慎重かつ熱心な審議をいただき、本日、無事閉会の運びとなりました。
ここに議員の皆様の多大なるご支援と執行者の皆様のご理解、ご協力に対し、議長といたしまして深く感謝を申し上げます。
今定例会は、新たな環境への対応や支援を模索するための議会だったと言えます。世界中の多くの地域で、同じ困難に立ち向かっている状況にあって、市民に一番近く寄り添うことができる地方自治体の役割は大変重要であるということを改めて強く感じた議会でもありました。そのような中で、私たち議員の役割りは、市民の代表として、市民の視点に立ち、市の行政運営について、しっかりと議論していくことであります。執行者におかれましては、今回成立を見た議案の執行に際し、議会における意見や要望を十分に尊重され、市政運営により一層努力されることをお願い申し上げます。
さて、本市議会では、議会改革度ランキングにおいて、昨年の533位から298位へと大きく飛躍することができました。これは議員一人一人が、改革の歩を止めることなく、進める覚悟を持ち、取り組んできた証であります。私たちは、これまで市民に対し、より機能の高いものやより質の高いサービスを提供するため、議会や行政のアップグレードに注力してきました。今の時代は、市民一人一人がそれぞれの価値観を持って暮らしています。そのような時代に、市民に寄り添うということはどういうことなのでしょうか。私たちに求められることは、環境の変化に素早く対応し、時代に合わせて市民サービスを更新し続ける、いわゆるアップデートを意識した取組であります。
時代に沿った議会運営、行政運営を皆さんとともに、アップデートを積み重ね、経験と知識を生かし、さらに先を目指し、進めてまいりたいと思います。
結びに、
新型コロナウイルス感染症が収まりを見せない中、それぞれの使命を万全の状態で遂行できますようご自愛いただき、市政発展のためにご尽力いただくことをお願い申し上げ、閉会に当たっての挨拶といたします。
ありがとうございました。
◎ 市 長 挨 拶
○議長(
久保田俊) 続きまして、市長からご挨拶があります。
清水市長。
◎市長(清水聖義) 6月定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
6月12日から本日まで、会期中、慎重な審議の上、全ての議案に可決をいただきました。大変ありがとうございました。
さて、
新型コロナウイルス感染症でございますが、世界的に蔓延をして、今1,000万人ですか、今日新聞に出ていましたけれども、世界中がコロナ浸しになったような大変な環境になってきまして、当然それに伴って景気動向指数は大方の予想どおり過去最大の下げ幅になったということで、非常に厳しい時代を迎えております。ただ、6月の月例経済報告では国内景気は下げ止まりつつあるという判断が示されまして、感染リスクを抑えながらの社会、経済活動の回復が本格的に始められたというところだと思っております。そして、本市の基幹産業であるSUBARUですが、数年後、開発拠点を増強するという発表がありました。国内外の需要減少や工場の操業停止による影響が大きい状況でありますが、車の新しい時代をつくってほしいと思っております。
なお、人口動態統計が発表されまして、合計特殊出生率は4年連続で低下しております。我が市においては1.52、群馬県内でも断トツの数字を示しておりまして、子育てのしやすいまちとしての評価をいただいたと思っております。また、人口も増え続けているということであります。いずれにしても、これからはまち全体の付加価値を上げていくことが私たちの使命と思っております。
今回、議論いただいた補正予算は、
新型コロナウイルス対策に伴う給付金や支援金、金融対策事業などを計上しました。そして、
一般質問においても多くの議員から感染症対策について取り上げていただきました。これまで困窮している市民や事業者のために、マスクの配布、金融対策など、国の支援策を補完し、スピード感を持って地域の実情に応じた自主事業を実施してきたところでございます。今後も議員の皆様とお互いの知恵を出し合い、歴史を振り返り、この新型コロナウイルスが社会の進化につながったと逆に思えるように全力を尽くしてまいりたいと思っております。
これから暑い時期を迎えますが、例年開催されたイベントもなく、これまでとは違う夏になりそうです。議員の皆様にはご自愛をいただきながら、市政発展のためお力添えをいただくことをお願いいたしまして、閉会のご挨拶にさせていただきます。ありがとうございました。
◎ 閉 会
○議長(
久保田俊) 以上をもちまして今定例会の議事全てを終了いたしましたので、これをもって閉会いたします。
午前11時41分閉会
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
太田市議会議長 久 保 田 俊
太田市議会議員 高 田 靖
太田市議会議員 木 村 浩 明...